過食嘔吐をしていると、むくみます。
人によってむくむ部位は違うと思いますが、特に顔や脚にむくみが出やすいようです。
「なんで過食嘔吐でむくんじゃうの?」
「むくみを解消する方法は?」
「むくまないための予防はないの?」
そんな悩みをお持ちの方のために、まとめてみました!
私も、過食嘔吐をしていた頃はむくみまくって大変でした。
今、むくみで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
むくみの予防や解消法を実践して、なるべくむくみを減らしましょう!
Contents
むくみの原因は水分バランス!
むくみの原因は、”水分バランスが崩れるから”です。
人の体は約60%が水でできています。
そのうち3分の2は細胞の中に含まれる水分、残りは細胞の外(血液や細胞と細胞の間)に含まれています。
これらの水分が、細胞に栄養を送ったり、老廃物を排出する役割を担っています。
また、細胞や血管の中を行き来して、体の中の水分バランスを保ってくれています。
しかし!
この水分バランスが崩れると、細胞と細胞の間に水が溜まってしまいます。
それが「むくみ」となるんです。
では、どういう時に水分バランスが崩れてしまうのでしょう?
- 血流の低下(立ちっぱなしや座りっぱなしなど)
- 塩分のとりすぎ
- アルコール、水分のとりすぎ
- 栄養、水分不足
- 女性ホルモンの影響
- 睡眠不足
- ストレス
主に、上記のようなことが原因で水分バランスが崩れ、むくんでしまいます。
過食嘔吐でむくむのは、栄養不足・水分不足が大きな原因となっているようです。
過食嘔吐は、食べても吐き出してしまいますよね?
そのため、栄養がうまくとれていません。
体の中の水分調節をするのに必要な栄養素も足りないので、水分バランスが崩れてしまうんです。
また、吐いた時に水分も一緒に出ています。
なので、水分不足にも陥りやすいですよね。
水分が足りないと、体は「乾いちゃう!」と反応して、体の中から水分が出て行かないよう、尿の排出を抑えるホルモンが分泌されるそうです。
その状態で水を飲むと、体の中の水分量が一気に増えてむくみになるんですね。
そして、過食嘔吐で一番むくみやすいのは”顔”です。
嘔吐を繰り返すことによって、あごの下にある唾液腺が腫れてしまいます。
そのため、顔がむくみ、大きく見えてしまうんですよね。
太りたくないって思って吐いているのに、顔は太って見えてしまうなんて・・・(泣)
むくみを解消するには?
過食嘔吐をしていると、むくんでしまうのは仕方ありません。
そこで、むくみを解消するための5つのポイントをご紹介します!
- マッサージ
- ストレッチ
- お風呂に浸かる
- 栄養(カリウム)補給
- 水分補給
マッサージ
マッサージをして、血流や老廃物を流してあげましょう。
※マッサージをする際は、クリームやオイルを使って滑りをよくしてくださいね。
- 顔の中心からこめかみへ向かって、グーッと流す(親指がやりやすい)
- こめかみから耳の裏、首すじ、鎖骨のほうへ流す
- 鎖骨のくぼみをグッと押して、肩、腕へ流す
こんな感じで、顔のむくみを流してあげましょう。
血流が良くなるので、お肌の透明感もアップしますよ!
ちなみに頬骨の下の方を押すと、痛い場合があります。
それは、老廃物が溜まっている証拠!
なので、老廃物も全部顔の外に流してあげましょう♪
あとは、脚もマッサージしてあげてください。
- 手をグーにして、ふくらはぎの内側の骨のきわを、上に流す
- 太もも内側から上に向かって流す
力を入れすぎず、優しく流してあげてください。
テレビを観ながらとか、こまめにマッサージしてあげるといいですよ♪
ストレッチ
むくみを解消するにはストレッチも効果的!
先ほどの顔や脚のマッサージと一緒に、ストレッチもおすすめします。
例えば、顔のマッサージをしたら、首のストレッチをしましょう。
首をぐるぐる回したり、左右に傾ける。
これを数回してみましょう。
また、肩回しもおすすめです。
肩を前から後ろへ数回、後ろから前へ数回回し、腕を上の方にグーッと伸ばしてゆっくりおろしてみると、上半身がかなりスッキリします。
脚のストレッチは、座って足首を伸ばしたり曲げたり。
足を反対側の太ももにのせて、のせた方の足首をぐるぐると回しましょう。
お風呂に浸かる
体の冷えは、血流を悪くしてむくみやすくなる原因に。
お風呂にゆっくり浸かって、体の芯から温めて血流を良くしてあげましょう。
また、お風呂に浸かると自律神経が整って、リラックス効果があります。
疲れた体も心もリラックスさせて、ストレスを軽減させてあげましょう。
お風呂で温まると眠りの質もよくなります。
夜なかなか寝付けない、眠りにくい人にもお風呂はおすすめです。
栄養(カリウム)補給
体の中では、塩分(ナトリウム)とカリウムで、血圧や水分を調整しています。
塩分(ナトリウム)が多くなると、体の中の塩分濃度を調節するため、水分を溜め込み、むくみやすくなります。
カリウムは、ナトリウムを尿として体の外に排出する働きをしてくれます。
なので、むくんできたな~と思ったらカリウムを摂るようにしましょう。
【カリウムが多い食品】
バナナ
メロン
アボカド
里芋
かぼちゃ
にら
大豆・小豆
肉類・魚類
過食嘔吐をしていると、普通の食事をするのは難しいですよね。
例えば1日のうち、1食だけ、バナナ1本だけでもいいです。
栄養補給のために食べられるといいのですが・・・。
たくさん食べる必要はありません。
過食スイッチが入らない程度に(笑)
水分補給
過食嘔吐をする人は、水分不足になりがちです。
たまに過食前に吐きやすいようにガブガブ水を飲む、などの話も聞きますが、結局は吐いて一緒に出てしまいますよね。
なので、過食嘔吐をした後は水分だけでも取り入れてあげてください。
あとは、できればこまめに水やお茶を飲みましょう。
むくみを防ぐためにいいこと
むくむ前に、なるべくむくまないよう予防することも大事です。
次は、むくみを防ぐためにするといいことを5つご紹介します!
- 体を動かす
- 栄養と水分をとる
- 体を冷やさない
- アルコールを飲みすぎない
- 体を締め付けない
体を動かす
むくみ対策には、血行を良くするのが有効的です。
普段から、体を動かすことを意識しましょう。
例えば、エスカレーターじゃなくて階段を使うとか、近い場所なら歩いたり自転車を使う、早歩きをしてみるなど。
もちろん運動するのが一番いいですが、過食嘔吐をしていると体力もなくなってすぐに疲れてしまいますよね。
なので、無理せずにちょっとしたことでも大丈夫ですよ♪
栄養と水分をとる
これは、過食嘔吐から抜けられない人には難しい課題かもしれません。
私も、栄養も水分も全然とれていませんでした(笑)
なので、お医者さんに「卵ひとつだけでも食べなさい」と言われ、お昼ご飯だけは食べるようにしました。
目玉焼きと、ご飯を少しだけ。
それだけでも食べたことに抵抗がありましたが、「栄養補給、栄養補給」と言い聞かせて、吐かずにいられました。
お味噌汁1杯でもいいです。
栄養補給のために食べることを意識してみましょう。
アルコールを飲みすぎない
お酒を飲む人は、飲みすぎないように注意しましょう。
アルコールは利尿作用があり、水分を体の中から出してしまうので、水分不足になりがち。
あと、アルコールを飲む時って、濃いものを一緒に食べることが多いので、塩分はとりすぎになってしまいます。
それがむくみの原因になるので、アルコールは適量で楽しみましょう。
・・・と言っている私は、アルコール依存症だったので偉そうには言えませんが(笑)
私は毎日飲みすぎていたので、めちゃくちゃむくんでいました。
吐いて唾液腺は腫れるし、アルコールでむくむし、顔はいつでもパンパンでした。
なのでほんと、飲みすぎないほうがいいですよ!
体を締め付けない
スキニーパンツとか、ぴっちりした服は体を締め付けてしまっています。
そのため、血行が悪くなってむくみやすい体に・・・。
下着なども締め付けが強すぎるとよくないので、自分のサイズに合ったちょうどいいものを身につけましょう。
ちょっぴり恥ずかしいかもしれませんが、下着屋さんでサイズを測ってもらって、自分に合ったものを選んでもらえますよ♪
まとめ
過食嘔吐をしているとむくみはつきものです。
むくみを解消するには・・・
- マッサージ
- ストレッチ
- お風呂に浸かる
- 栄養(カリウム)補給
- 水分補給
また、むくまないように予防するには・・・
- 体を動かす
- 栄養と水分をとる
- 体を冷やさない
- アルコールを飲みすぎない
- 体を締め付けない
これらを意識してみましょう。
あなたのむくみの悩みが、少しでも解消されますように・・・。